■海外在住者のマイナンバーカード取得が可能に
2024年5月27日から、海外在住の人もマイナンバーカードを取得できるようになりました。
私は2023年4月に日本で海外転居の届出を出し、その際にマイナンバーカードの廃止手続きをしました。カードには海外転居のための「廃止」の記載がされ、身分証明書としての役割を失いました。
■海外生活での悩み
海外生活で直面した主な問題は以下の通りです:
- マイナポータルを使用したオンラインでの確定申告ができない
- 固定資産税などの税務手続きが難しい
- 手続きを代理人に依頼しなければいけない
身分証明書の問題も深刻でした。海外在住者が持てる身分証明書は基本的にパスポートだけです。しかし、オンラインサービスの登録時にパスポートを身分証明書として受け付けるケースは稀です。
運転免許証も転出前の住所が記載されたままで、実質的に使えません。結果として、自分を証明する書類がほとんどない状態に陥りました。
■マイナンバーカードの申請
5月末からマイナンバーカードの申請が可能になり、私も中国の領事館で申請手続きを行いました。以前カードを所持していましたが、海外での申請は新規発行という扱いになります。
申請後、受取に関する案内をもらいましたが、交付までには2〜3ヶ月程度かかるそうです。
■マイナンバーカードの活用計画
マイナンバーカード取得後、最も活用したいのが海外送金です。特にWISEのサービスに注目しています。WISEのドル建て口座開設にはマイナンバーカードが必要で、これまで作成できずにいました。
現在、海外クラウドソーシング(Upwork)での報酬受取にはPayoneerを使用していますが、日本の口座への送金時の手数料が高いのが難点です。WISEを利用することで、この問題も解決できると期待しています。
海外在住者がマイナンバーカードを取得できるようになったことで、様々な手続きや金融サービスの利用がより便利になりそうです。皆さんも海外在住の際はぜひ検討してみてください。